バッテリー: | 最大重量はモーター制御系用も含み64ポンド(29kg)。バッテリーは通常市販されている充電可能の鉛タイプを使い改造は不可。事故の場合にそなえ車体にしっかり固定すること。 |
電気系: | モーターとバッテリーの間にヒューズまたはサーキットブレーカーを備えること。レース中ドライバー又はレースオフィシャルが操作できるキルスイッチを備えること。ドライバーがアクセルを離すとモーターが切れる構造を備えること。ソーラーセルの使用は表面積1平米まで可。 |
車輪と車軸: | 荷重のかかる車輪を最小3個備えること。すべての車輪は常時地面と接触していなければならない。車両と車軸はブレーキングと操向時の荷重に耐える強度をそなえること。車輪はドライバーに接触する可能性のある場合はカバーを装着すること。 |
ステアリング: | 走行中の破断をさけるためステアリング系部品は強度を考慮してサイズを決めなければならない。ステアリングアーム、ボールジョイントおよび取り付け部品は1/4インチ径(6.35ミリ)の鉄棒相当の強度を持つこと。キングピンは1インチ径(25.4ミリ)鉄棒相当の強度を持つこと。車両の最小回転半径は25フィート以下(7.62メーター)。 |
ブレーキ: | 最低同じ車軸上の2輪にブレーキを備えること。ブレーキは車両を時速25マイル(40キロ)から40フィート以内(12.2メーター)で停止させる能力を持つこと。 |
ミラーと視界: | 最低1個のミラーを備えること。面積は最低8平方インチ(51.6cm2)。ドライバーシートからの視界(ミラーの視野は含まず)は最低270度。 |
車体: | 最大長さ13フィート(3.96m)。最大幅5フィート(1.52m)。 |
ドライビングポジション: | ドライバーの頭は膝より後方になければならない。 |
衝突安全: | 前面、側面、後面からの衝突にそなえドライバーを保護するフレームとパッドを備えなければならない。フレーム部材のサイズは丸型パイプの場合は3/4インチ径(19.05mm)、角材の場合は一辺が3/4インチ(19.05mm)。肉厚は軟鋼1.65mm、クロモリ鋼1.47mm、アルミ2.11mm。パッドは転倒してロールバーに接触した場合の保護のため最低3/4インチ(19mm)厚さのクローズドセルフォームを装着。 |
ロールバー: | ロールバーは最高点がドライバーの頭上最低2インチ(5.1cm)にあること。ロールバーは衝突保護のフレーム相当の材料を使用。 |
頚部保護: | 鞭打ちを防ぐため、ドライバーの頭後方に100ポンド(45kg)の力に耐えるパッドつきの保護装置を備えること。 |
シートベルトと腕拘束装置: | 最低2点式ベルト(ラップベルト)を備えること。ベルトの幅は最低2インチ(5cm)。ベルトは全車両を持ち上げられる強度を有すること。転倒事故の際本能的に腕で車を支えようとすることを防ぐため、ドライバーが車体外に腕を出せないような構造のボディーか手首または腕の拘束装置を装備すること。転倒の際ドライバーは20秒以内に車外に脱出できること。 |