第20回マイレッジマラソン


2000/10/28,29
今年で第20回となるマイレッジマラソンが鈴鹿サーキットで開催されました
日本スポーツカークラブは1981年の第一回大会から技術委員としてたくさんのオフィシャルを参加させ、大会を支えてきました。
又、第18回大会からは会員チームも参加し、連続完走を果たしてきました。
このイベントも今大会が最後となることから、今回は個人参加ではなくチームSCCJとして参加することになりました。
羽根会員をチームマネージャーとし、有志を募り、協賛各社のサポートを受け、エンジン、シャシー、ボディーまで全て新規設計製作となりました。
エンジン、車体の設計製作はTOM'sレーシングの全面的協力により、TOM's御殿場第二工場で行われました。休日にはチームSCCJのメンバー及び協力会員が御殿場まで出かけてカウルの製作を手伝いました。
シャシーはアルミ、上下二分割のカウルはカーボン、エンジンはロングストロークでツインスパーク、高さ50cm,車重25Kg,空力的にも格段に優れ、上位入賞を狙っていました。
しかしメンバーは平日は仕事がある為、土日しか作業が出来ない事から工程は遅れがちになり、車両の搬出は車検前日の深夜という際どいもので、先に鈴鹿入りしていた関係者をヤキモキさせましたが、無事車検を通り、雨の中、公式練習に出走しました。公式練習後最終調整を行い、日曜日の決勝レースに臨んだのですが・・・・・・
日曜日の決勝は前日の雨も上がり、ジュニアクラスからレースはスタートしました。
ゼッケン364チームSCCJのドライバーは過去二回完走している島田眞木子さん。コースは熟知しています。しかしクルマの完成が遅れ十分なテストランをこなしていません。
エンジンをかけスムーズにスタートしていきました。下りのピットロードでエンジンを切り、そのまま一コーナー、二コーナーと下って行き、S字の上りの辺りでエンジン再スタート、順調そうに見えましたが不運にも渋滞に巻き込まれ、スピードが落ちトルク不足から坂を登りきる事が出来ず敢え無くリタイアとなりました。順調に走っていれば好記録が期待されただけにとても残念な結果になりました。
しかしチームSCCJは小野測器賞を受賞しました。

定盤の上の、左からメス型、オス型、カーボンファイバー製ボディー完成したシャシーを前にしてTOM’S大岩社長(車検前日)


シート位置等各部をドライバーに合せるSCCJ会員は今年も技術委員として車検を担当


車検前のバックミラー調整

無事車検を通った競技車両に寄り添う羽根チームマネ
左二人目から島田会長、片山名誉会長、初鹿技術委員長のSCCJメンバー選手宣誓があり、いよいよレースが始まった。

グランドスタンド前を通過する各マシン発走準備を整える364チームSCCJのマシン
招待参加のフランスチームのスタート順調なスタートをきった364号車だったが
チームSCCJのメンバーとサポートスタッフ364号車の美しいサイドビュー
同じく左フロントビューリアビュー


Special Thanks

TOM’S Racing & MYZ設計・製作・調整・輸送
協和興材(マイクロロン)潤滑剤と資金のご援助
小糸製作所資金のご援助
阿部商会資金のご援助
ミシュランタイヤのご援助
ケーピーサービスカッティングシート、ステッカー

その他お手伝い頂いたSCCJメンバーの皆さん及び関係者の皆さん
本当に有難うございました。
羽根チームマネージャー始め、時間の無い中決勝レース出走まで漕ぎ着けた
チームSCCJの皆さん、本当にお疲れ様でした。